どんなメリットがある？銀行での外貨両替のメリット・デメリット

海外渡航の準備として、出国前に外貨両替をする方も多いかと思いますが、一番身近にあって安心して両替できる場所として、銀行の外貨両替窓口があります。「銀行での外貨両替は手数料が高い（レートが高い）」という声をよく耳にしますが、デメリットばかりではありません。銀行での両替にはメリットも多くあります。今回は銀行での外貨両替について解説していきます。

銀行での外貨両替のメリット・デメリット

それでは早速ですが、銀行で外貨両替をするメリットとデメリットを挙げていってみます。

銀行での外貨両替のメリット

・信頼性が高い
銀行で外貨両替をする一番のメリットは、安心感があるということです。偽造通貨の鑑定もしっかり行っていますし、金額をごまかされるような心配はありません。

・金種の指定ができる
渡航先によっては、高額紙幣が利用しにくいこともあります。銀行であれば少額の紙幣で両替してもらうことも可能です。

・高額の両替にも対応可能
金券ショップや両替専門店などでは、在庫の関係上、一度に両替ができる金額が低く設定されているところもあります。銀行であればその心配は無用です。

・空港にも両替所がある
空港には複数の銀行の両替所があります。混雑していることもありますが、搭乗前に両替することも可能です。

銀行での外貨両替のデメリット

・レートが高い
金券ショップなどと比較すると、レートは高めです。「安心料」と思って割り切ることができれば、気にならないかもしれませんが…。

・窓口の時間が限られている
銀行の両替窓口で両替をしたくても、営業時間が限られているため、会社の帰りでは間に合わない…ということも。また、どこの支店でも外貨両替を行っているわけではないので、事前にホームページなどで確認しましょう。

・取り扱い通貨が少ない銀行も
銀行によりますが、両替専門店などと比べると取り扱い通貨の種類が少ない銀行もあります。

外貨両替宅配サービスをしている銀行もある

銀行で外貨両替をしたくても、「近くに外貨両替をしている銀行がない」「営業時間内に行くのは難しい」という方も多いのではないでしょうか？
そんな方におすすめなのが、銀行の外貨両替宅配サービスです。インターネット経由で外貨両替を申し込み、数日後に自宅、または職場などの指定した場所に外貨を届けてもらえます。銀行で外貨両替をするという安心感もありつつ、窓口の営業時間を気にしないで良いという、忙しい方にはぴったりのサービスです。
ただし、窓口の両替とは違い、申し込んでからすぐに外貨を受け取ることはできません。申し込みから外貨到着まで数日かかるので、渡航までに時間の余裕が無い方は注意しましょう。

外貨両替ができる主な銀行

三菱UFJ銀行

みずほ銀行

三井住友銀行

りそな銀行

ゆうちょ銀行

この他に、地方銀行でも外貨両替ができるところがありますので、各銀行のホームページなどでご確認ください。

銀行で外貨両替をする際に用意するもの

銀行で外貨両替をする際、上限金額を超える等、取引内容によっては身分証明書（運転免許証・旅券（パスポート）・マイナンバーカード・在留カード・特別永住者証明書・健康保険証など）と、外貨両替の目的、内容が確認できる書類等（旅行日程表・入学許可証や学生ビザ・出張旅程表・就労ビザや会社が発行した異動通知書等）の提示を求められることがあるので、事前に準備しておきましょう。

また、銀行によってはその銀行の預金口座を使用するかしないかで上限金額が異なることもあります。特に大きな金額の両替をする場合は、通帳も持参した方が安心です。

まとめ

銀行の外貨両替は、確かにレートが高かったり、窓口の営業時間が限られていたり…等のデメリットもありますが、銀行には「抜群の信頼性」という大きなメリットがあります。いくらレートが良いところで両替をしても、偽造通貨を掴まされたのでは元も子もありません。安心して外貨両替をしたい人には、銀行での両替が最もおすすめです。